★完全予約制★


8/20(水)空き状況


内科○ 皮膚科○


最新状況は予約ページをご覧ください

医療・診療

風邪の症状と対処法|いつ受診すべきか?

風邪は多くの人が経験する一般的な病気ですが、その症状を見過ごしてしまうことがしばしばあります。
風邪は通常、数日内に回復することが多いですが、症状を放置すると重症化し、他の病気に繋がる可能性もあります

本記事では、風邪の初期症状、受診のタイミング、放置した場合に起こる可能性のある重症化などについて詳しく解説します。

風邪のよくある症状

風邪は上気道(鼻・のど)を中心にウイルスが感染して起こる軽い感染症です。
多くは7日〜10日程度で改善しますが、体力や基礎疾患によって経過は変わります。
また、咳については2〜4週間ほど残ってしまうケースも多くあります。

個人差があるものの、代表的な症状は次の通りです。

のどの痛み

最もよく見られる症状の一つです。喉に違和感を感じることから始まり、進行すると痛みが強くなります。

鼻水・鼻づまり

風邪を引くと、鼻が詰まり、鼻水が出やすくなります。初期は透明でサラサラな鼻水のことが多いです。

喉の痛みと共に咳が出ることがあります。風邪が治りかけるときには乾いた咳が残ることもあります。

発熱

多くは37〜38℃の微熱〜中等度です。

体のだるさ

通常の疲れやすさとは異なる強い倦怠感が襲うことがあります。

食欲低下・嘔吐・下痢

消化機能の低下により消化器症状を来すことがあります。

頭痛・関節痛

全身の炎症に伴い痛みの症状が出ることがあります。発熱に伴い自覚することが多いです。

自宅でできる対処と早く楽になるコツ

風邪には特効薬はないため、治療は症状を緩和し、免疫システムが働くのをサポートすることが中心です。
以下に、風邪を引いた際の基本的な治療法を紹介します。

休養を取る

風邪を引いた際には、十分な休息が最も重要です。体を休め、免疫力が働くのを助けます。無理をせず、安静にして過ごしましょう。

水分補給

風邪によって体が乾燥しやすくなるため、しっかりと水分を摂取しましょう。特に温かい飲み物を飲むことで、喉の痛みや鼻づまりを和らげることができます。

加湿・換気

乾燥した環境は風邪の症状を悪化させることがあります。加湿器を使って室内の湿度を保ち、喉や鼻の乾燥を防ぎましょう。

適切な栄養補給

消化のよいものを少量ずつ摂りましょう。たんぱく質と炭水化物をバランスよく食べると体力の回復を助けます。

風邪で受診すべきタイミング

風邪の多くは数日以内に回復しますが、以下のような症状が現れた場合は早めに受診することが必要です。風邪がひどくなる前に、適切な治療を受けることが重要です。

高熱が続く

風邪の初期段階で微熱が出ることはありますが、通常は37〜38℃程度の軽度の熱であれば、大きな心配はないことが多いです。
しかし、38.5〜39℃以上の高熱、または数日間続く場合は、風邪の症状が進行している可能性があります。
さらに、熱が続くと体力が消耗し免疫力が低下します。
熱が高いときには、脱水症状を引き起こす可能性もあるため、早期に医師の診察を受けることが大切です。

息苦しさや呼吸困難・胸痛がある

風邪を引いた際、軽い咳や鼻づまりがあるのは一般的ですが、呼吸が苦しくなるゼーゼーとした呼吸音(喘鳴)が聞こえる胸痛があるなどの場合は、早急に受診する必要があります。
特に喘息の既往がある方や高齢者は、風邪が引き金となり喘息の発作を引き起こすことがあるため注意が必要です。
放置すると、呼吸困難が悪化する恐れがあります。

強い体のだるさや頭痛がある

風邪の初期には体がだるく感じることがありますが、風邪が進行すると異常な疲労感倦怠感が強くなることがあります。
この症状が数日続く場合は、免疫システムが弱っている可能性があり、別の病気が隠れているかもしれません。
特に、基礎疾患を持っている場合は、風邪だけでなく他の感染症や合併症が原因となっていることもあります。

強い喉の痛みがある

喉の痛みが強い場合には溶連菌などの細菌感染を合併している可能性があります。
特に膿のような白い点が見えたり、飲み込み困難がある場合には、要注意です。
細菌感染の場合には抗菌薬の処方が必要になることもあるため、医療機関での診察が推奨されます。

咳が長引いたり悪化する

咳症状が1週間以上続く、夜間に悪化する、血の混じった痰が出るなどの場合にも注意しましょう。
肺炎などを考慮し、レントゲン(X線)検査が必要になる場合があります。

鼻や頬の痛み・どろっとした鼻汁が続く

これらの症状が現れた場合には副鼻腔炎との鑑別が重要になります。
副鼻腔炎の診断が付いた場合には、病状に応じて抗菌薬の内服が必要となる場合があります。

基礎疾患(心疾患・肺疾患・糖尿病・妊娠など)がある

基礎疾患があると、他の方と比べて抵抗力が弱くなっている場合があります。
悪化を防ぐために、医師による適切な診断が推奨されます。

風邪を放置した場合の重症化リスク

風邪を放置すると、以下のような重症化に繋がる可能性があります。
特に高齢者や免疫力が低下している方々にとっては、風邪を放置することで命に関わる状態に至る場合もあります。
これらの合併症は、早期に治療を受けることで重症化や長期化を防げる場合も多いため、症状が悪化する前に受診することが非常に重要です。

肺炎

症状の進展により、肺炎を引き起こすことがあります。
特に、高齢者や免疫力が低下している方は、風邪が進行することで重症化するリスクが高くなります。

気管支炎

気管支にまで炎症を起こすことがあり、これを気管支炎と呼びます。
咳がひどくなり、呼吸困難が生じることがあります。

副鼻腔炎

鼻の奥にある副鼻腔まで炎症を起こし、副鼻腔炎に至る場合もがあります。
頭痛・顔面痛・膿性鼻汁・鼻閉を伴うことが多いです。

咽頭炎

溶連菌などの細菌感染の合併により咽頭炎に至ると、強い喉の痛み・高熱・発疹などを症状を来すことがあります。

風邪の予防のために自分でできること

風邪の予防には、日常生活でできる対策がいくつかあります。以下の方法を実践することで、風邪を予防することができます。

  • 手洗い・うがいを徹底する:風邪のウイルスは手を介して広がることが多いため、外出後や食事前に手を洗うことが大切です。
  • 十分な睡眠と栄養を摂る:免疫力を高めるためには、バランスの取れた食事と十分な睡眠が必要です。
  • マスクの着用:風邪の症状がある場合や人混みに出る際には、マスクを着用して感染拡大を防ぎましょう。

よくある質問と回答

Q1. 風邪は何日で治りますか。

A. 多くは3〜7日で改善しますが、咳だけは数週間に渡り残ってしまうことがあります。

Q2. 市販薬と処方薬は併用しても良いですか。

A. 成分が重なると副作用の原因になります。
お薬手帳を持参し、必ず医師・薬剤師にご相談ください。

Q3. インフルエンザや新型コロナとの違いは分かりますか。

A. 症状だけでの鑑別は難しいため、流行状況や経過、必要に応じて検査で評価します。

Q4. 受診時に持っていくと良いものはありますか。

A. 保険証・各種受給者証・お薬手帳・服用した市販薬の情報などをご持参ください。

まとめ

風邪は一般的な病気ですが、放置すると重症化することがあります。
風邪を予防するためには、日常生活の中で予防策を実践することが大切です。
それでも風邪にかかってしまうことを100%防ぐことは難しいです。
その際に、高熱が続く場合、呼吸困難がある場合、強い体のだるさが続く場合などは、早めに受診することが重要です。
風邪の症状が悪化する前に、適切な治療を受けて健康を守りましょう。

風邪症状の診療なら東大宮駅徒歩0分・平日夜まで診療のステーションクリニック東大宮へお気軽にご相談ください

ステーションクリニック東大宮はJR東大宮駅西口から徒歩0分、ロータリー沿いにある総合クリニックです。
内科・皮膚科・アレルギー科を中心に、高血圧・糖尿病などの生活習慣病から肌トラブルまで、幅広いお悩みに対応しています。

  • 完全予約制【ファストパス】で待ち時間を大幅短縮
  • 平日夜や土日祝も診療しており、忙しい方でも通いやすい
  • 最大89台の無料提携駐車場完備で、お車でも安心して受診できる
  • キャッシュレス決済対応(クレジットカード/QRコード決済/交通系IC/電子マネーなど)

「健康診断で脂質異常症を指摘された」「コレステロール値が気になる」など、どんな小さなお悩みでもまずはご相談ください。

関連記事