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浮腫とは?どんな種類がある?それぞれの原因や対処法を解説

足や顔がパンパンに腫れる「浮腫(ふしゅ)」は、多くの方が経験する身近な症状です。一時的なむくみから重大な疾患のサインまで、その原因は実に様々で、適切な対処法も種類によって大きく異なります。

当院でも「最近足がむくんで靴が履きにくい」「朝起きると顔が腫れぼったい」といったご相談を日々お受けしており、中には心不全や腎疾患が隠れているケースもあります。浮腫の種類を正しく理解することで、セルフケアで対応できるものと医療機関での治療が必要なものを見分けることができます。

本記事では、これまで多くの浮腫の方々を診療してきた経験をもとに、浮腫の主要な種類とその特徴、原因、具体的な対処法について詳しく解説いたします。実際の症例も交えながら、皆様が安心して日常生活を送れるよう、実践的な情報をお届けします。

浮腫の基本的なメカニズム

浮腫とは、皮下組織や臓器の間隙に余分な水分が蓄積された状態のことを指します。私たちの体内では常に血管とリンパ管を通じて水分の出入りが行われており、このバランスが崩れると浮腫が発生します。

正常な状態では、血管から組織へ染み出た水分の約90%は静脈に再吸収され、残りの10%はリンパ管によって回収されます。しかし、何らかの原因でこのシステムに異常が生じると、組織に水分が溜まって腫れが生じるのです。

浮腫の主なメカニズム

浮腫の発生には4つの基本的なメカニズムがあり、これらが単独または組み合わさって症状を引き起こします。

メカニズム原因具体例
血管透過性の亢進血管壁から水分が漏れやすくなるアレルギー反応、炎症
静脈圧の上昇血液の流れが悪くなり逆流する心不全、下肢静脈瘤
血漿浸透圧の低下血液中のタンパク質が不足腎疾患、肝疾患、栄養失調
リンパ管の障害リンパ液の流れが阻害されるリンパ浮腫、感染症

全身性浮腫と局所性浮腫の違い

浮腫は発生部位によって全身性と局所性に分けられ、それぞれ異なる病態を示唆します。全身性浮腫は心臓、腎臓、肝臓などの重要臓器の疾患が原因となることが多く、早期の診断と治療が必要です。

一方、局所性浮腫は血管やリンパ管の局所的な問題、外傷、感染などが原因となることが多く、原因部位を特定しやすいという特徴があります。浮腫の分布を詳しく観察することで、原因疾患の手がかりを得ることができます。

浮腫の程度を評価する方法

医療現場では浮腫の程度を客観的に評価するため、指で圧迫したときの陥没の深さと回復時間を一つの目安にしています。

  • 軽度:2mm以下の陥没、2秒以内に回復
  • 中等度:4mm以下の陥没、10〜15秒で回復
  • 高度:6mm以下の陥没、1〜2分で回復
  • 最高度:8mm以上の陥没、2分以上かかる

この評価方法は、浮腫の程度を客観的に把握し、治療効果を判定する上での補助的な指標となります。

心性浮腫とは

心性浮腫は心不全による心臓のポンプ機能低下が原因で発生する浮腫です。最も重要視される浮腫の一つで、早期発見と適切な治療が生命に直結するため、慎重な診断が必要不可欠です。

心不全では心臓が全身に血液を送り出す力が低下するため、静脈系に血液がうっ滞し、静脈圧が上昇します。その結果、血管から組織へ水分が漏れ出し、浮腫が生じるのです。

心性浮腫の特徴的な症状

心性浮腫には特徴的な症状パターンがあり、これらを見逃さないことが早期診断の鍵となります。

症状特徴注意点
下肢の対称性浮腫両足首から始まり、徐々に上行重力に従って下肢に強く現れる
体重増加短期間で2〜3kg以上の増加水分貯留による急激な変化
呼吸困難階段昇降時の息切れ、夜間の呼吸苦肺うっ血による症状
疲労感・倦怠感日常動作での疲れやすさ心機能低下による全身症状

心性浮腫の診断と治療

心性浮腫の診断には、症状の詳細な聞き取り、身体診察、心電図、胸部レントゲンなどが用いられます。BNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド)などの血液検査も心不全の診断・重症度評価・予後予測に有用です。

治療は原因となる心疾患の治療と並行して、利尿薬による水分除去、ACE阻害薬やβ遮断薬による心機能の改善を図ります。

実際の症例

「最近足がむくんで靴が履けない」と訴えて来院された70代男性の方がいらっしゃいました。詳しくお話を伺うと、2週間前から両足首の腫れが始まり、徐々に膝まで広がってきたとのことでした。

身体診察では両下肢に浮腫を認め、胸部聴診で軽度の湿性ラ音を聴取しました。心電図では心房細動、胸部レントゲンで軽度の肺うっ血所見があり、心不全による心性浮腫と診断し、大学病院の循環器内科へ紹介となりました。

このケースのように、心性浮腫は生命に関わる可能性があるため、疑わしい症状があれば速やかに医療機関を受診することが重要です。

腎性浮腫とは

腎性浮腫は腎疾患によって腎臓の水分・塩分調節機能が低下し、体内に余分な水分や塩分が蓄積することで発生します。高血圧や糖尿病をお持ちの方で、腎機能の低下とともに浮腫が出現するケースなどが該当します。

腎臓は1日に約150Lもの原尿を濾過し、その約99%を再吸収して体内の水分・電解質バランスを精密に調節しています。この機能が低下すると、水分や塩分の排泄が困難になり、浮腫が生じるのです。

腎性浮腫の主な原因疾患

腎性浮腫の原因となる疾患は多岐にわたり、それぞれ異なる病態を示します。

疾患メカニズム特徴
急性糸球体腎炎糸球体の炎症による濾過機能低下顔面から始まる急性の浮腫
ネフローゼ症候群大量のタンパク尿による低アルブミン血症全身性の高度な浮腫
慢性腎不全腎機能の進行性低下下肢から始まる慢性的な浮腫
急性腎不全急激な腎機能低下短期間での体重増加を伴う浮腫

腎性浮腫の診断と検査

腎性浮腫の診断には血液検査と尿検査が欠かせません。血清クレアチニン、尿素窒素(BUN)、推算糸球体濾過量(eGFR)などで腎機能を評価します。

また、尿検査では尿タンパク、尿糖、尿潜血、尿沈渣を詳しく調べ、腎疾患の種類や重症度を判定します。当院では定期的な腎機能チェックを通じて、早期発見・早期治療に努めています。

腎性浮腫の治療と生活管理

腎性浮腫の治療は原因疾患の治療と並行して行います。急性期には利尿薬による水分除去、塩分制限、タンパク質制限などの食事療法が重要となります。

  • 塩分制限:1日6g未満(重症例では3g未満)
  • 水分制限:尿量+αを目安
  • タンパク質制限:腎機能や栄養状態に応じて0.6〜1.0g/kg体重/日
  • カリウム制限:血液検査値に応じて調整

これらの管理は個々の方の腎機能や病態に応じて細かく調整する必要があるため、定期的な医療機関での指導が不可欠です。

肝性浮腫・内分泌性浮腫・栄養障害性浮腫

肝疾患、内分泌疾患、栄養状態の異常による浮腫も、日常診療でしばしば遭遇する重要な病態です。これらは血液中のタンパク質濃度の低下や、ホルモンバランスの異常により発生し、それぞれ特徴的な症状パターンを示します。

肝性浮腫

肝性浮腫は肝臓でのアルブミン合成能力低下が主な原因となります。血液中のアルブミン濃度が低下すると血管内の浸透圧が下がり、水分が血管外に漏れ出しやすくなります。

肝疾患浮腫の特徴随伴症状
肝硬変腹水を伴う下肢浮腫黄疸、腹部膨満、食道静脈瘤
急性肝炎軽度の顔面浮腫倦怠感、食欲不振、肝機能異常
慢性肝炎進行例での下肢浮腫疲労感、右季肋部痛

内分泌性浮腫

内分泌性浮腫では甲状腺機能低下症が最も頻度が高く、粘液水腫と呼ばれる特殊な浮腫を呈します。この浮腫は圧迫しても陥没しないという特徴があります。

また、副腎皮質ホルモンの過剰分泌によるクッシング症候群でも、顔面や体幹部の浮腫が生じることがあります。当院では甲状腺機能検査(TSH、FT3、FT4)を定期的に行い、早期発見に努めています。

栄養障害性浮腫

栄養障害性浮腫は主にタンパク質の摂取不足や吸収不良により、血清アルブミン値が低下することで発生します。近年、極端なダイエットや摂食障害によるケースも増加傾向にあります。

  • 血清アルブミン値:3.0g/dL以下で浮腫リスク上昇
  • 総タンパク質:6.0g/dL以下で要注意
  • 体重減少:6か月で10%以上の減少は危険信号
  • 摂取カロリー:基礎代謝量の80%以下が継続すると栄養失調リスク

これらの浮腫の治療には原因疾患の管理が最優先となりますが、適切な栄養管理と定期的な経過観察も欠かせません。

薬剤性浮腫・妊娠性浮腫・特発性浮腫

薬剤の副作用による浮腫、妊娠に伴う浮腫、原因不明の特発性浮腫も、日常的によく遭遇する浮腫です。これらはそれぞれ異なるメカニズムで発生し、対処法も大きく異なるため、正確な鑑別診断が重要となります。

特に妊娠性浮腫は妊娠高血圧症候群の重要な兆候となることがあり、当院でも妊娠中の方の浮腫については特に慎重に評価を行っています。

薬剤性浮腫

薬剤性浮腫は様々な薬剤で発生する可能性があり、服薬歴の詳細な聴取が診断の鍵となります。

薬剤分類代表的な薬剤浮腫のメカニズム
カルシウム拮抗薬アムロジピン、ニフェジピン血管拡張による体液移動
NSAIDsイブプロフェン、ジクロフェナク腎血流量減少、ナトリウムと水の貯留
ステロイドプレドニゾロンナトリウム・水分貯留促進
抗うつ薬一部のSSRI、三環系抗うつ薬抗利尿ホルモン分泌異常

妊娠性浮腫

妊娠中の浮腫は生理的変化によるものと病的なものがあります。妊娠後期の軽度な下肢浮腫は正常範囲ですが、急激な体重増加や高血圧を伴う場合は妊娠高血圧症候群を疑います。

当院では妊娠中の方に以下の点について指導しています。

  • 週2回の体重測定(1週間で500g以上の増加は要注意)
  • 血圧の定期測定(収縮期140mmHg以上または拡張期90mmHg以上は産婦人科に相談)
  • タンパク尿の有無の確認
  • 頭痛、視野障害などの症状への注意

特発性浮腫

特発性浮腫は20〜50代女性に多く見られ、明らかな原因疾患がないにも関わらず浮腫が生じる病態です。日内変動が強く、朝は症状が軽く、夕方から夜にかけて悪化することが特徴的です。

ホルモンバランスの変化、自律神経の異常、生活習慣などが複合的に関与していると考えられています。治療は生活指導を中心に行い、必要に応じて軽度の利尿薬を使用することもあります。

ポイント工夫効果
規則正しい生活リズム就寝・起床時間の固定自律神経の安定
適度な運動ウォーキング30分/日血液循環の改善
ストレス管理リラクゼーション技法ホルモンバランスの安定

特発性浮腫は完治が困難な場合も多いですが、適切な管理により症状の軽減は十分可能です。

静脈性浮腫・リンパ浮腫・アレルギー性浮腫

血管やリンパ管の機能異常による浮腫、アレルギー反応による浮腫は、それぞれ特徴的な症状パターンを示し、治療アプローチも大きく異なります。当院でも下肢静脈瘤の方や、食物アレルギーによる急性浮腫の方を診察する機会があり、迅速な鑑別診断の重要性を実感しています。

これらの浮腫は局所性に発生することが多く、原因部位の特定が比較的容易である一方、重篤な場合には生命に関わることもあるため、適切な評価と治療が必要です。

静脈性浮腫

静脈性浮腫は静脈の機能障害により静脈圧が上昇し、血管から組織への水分の漏出が増加することで発生します。

原因病態症状
下肢静脈瘤静脈弁の機能不全による逆流下肢の重だるさ、血管の拡張
深部静脈血栓症深部静脈の血栓による閉塞一側下肢の急性浮腫、疼痛
長期間の座位・立位重力による血液のうっ滞夕方の下肢浮腫、朝の改善

リンパ浮腫

リンパ浮腫はリンパ管の機能障害により、リンパ液の流れが阻害されて発生します。一次性(先天性)と二次性(後天性)に分けられ、後天性では手術、放射線治療、感染などが原因となります。

リンパ浮腫の特徴として、初期は圧迫により陥没しますが、進行すると線維化により硬くなり、陥没しなくなることが挙げられます。また、細菌感染(蜂窩織炎)を合併しやすいという問題もあります。

  • リンパドレナージュ:専門的な手技によるマッサージ
  • 弾性着衣の着用:段階的圧迫による浮腫軽減
  • スキンケア:感染予防のための清潔保持
  • 運動療法:筋収縮によるリンパ流の促進

アレルギー性浮腫

アレルギー性浮腫は食物、薬剤、昆虫などのアレルゲンに対する急性反応で発生します。軽度なものから生命に関わるアナフィラキシーまで様々な重症度があり、迅速な対応が求められます。

特に顔面、特に眼瞼や口唇の浮腫は血管性浮腫と呼ばれ、気道浮腫を合併する可能性があるため緊急性が高くなります。

重症度症状対処法
軽度限局的な皮膚の浮腫、かゆみ抗ヒスタミン薬、冷却
中等度広範囲の浮腫、呼吸苦ステロイド薬、医療機関受診
重度気道浮腫、血圧低下エピネフリン、救急搬送

アレルギー性浮腫は予防が最も重要であり、原因アレルゲンの特定と回避が基本となります。

浮腫の種類別の対処法

浮腫の適切な管理には、その原因や種類に応じたセルフケアが重要です。当院でも浮腫の方々には、医学的治療と並行して日常生活での対策を詳しく説明しており、多くの方が症状の改善を実感されています。

ただし、浮腫の中には重篤な疾患のサインとなるものもあるため、セルフケアの限界を理解し、適切なタイミングで医療機関を受診することが大切です。

生活習慣の工夫

日常生活の工夫により浮腫の予防と軽減が可能です。特に一時的なむくみや軽度の浮腫には効果的です。

ポイント工夫効果
姿勢の工夫30分ごとの体位変換、足上げ休息重力による血液うっ滞の解消
運動療法ふくらはぎの筋収縮運動筋ポンプ作用による血流改善
マッサージ末梢から中心に向かう軽いマッサージリンパ流・静脈還流の促進
温冷療法温冷交代浴、適度な入浴血管の収縮・拡張による循環改善

食事療法

食事内容の調整は浮腫の管理において極めて重要です。塩分と水分のバランスが鍵となります。

当院では個々の方の病態に応じた具体的な食事指導を行っています。以下は一般的な指導内容です。

  • 塩分制限:1日6g未満(小さじ1杯程度)
  • 加工食品の制限:ハム、ソーセージ、インスタント食品
  • 水分制限:腎機能や心機能に応じて調整
  • アルコール制限:利尿作用があっても脱水リスクあり

弾性ストッキングと圧迫療法

静脈性浮腫やリンパ浮腫には弾性ストッキングなどの圧迫療法が効果的です。適切な圧迫圧と着用方法を守ることが重要となります。

圧迫レベル圧迫圧(mmHg)適応
軽度15-20軽度の下肢疲労、予防的使用
中度20-30静脈瘤、軽度の浮腫
強度30-40重度の静脈疾患、リンパ浮腫

医療機関受診の目安

以下の症状がある場合は速やかに医療機関を受診してください。セルフケアでは対応できない重要な疾患の可能性があります。

  • 急激な浮腫の出現(数日以内の変化)
  • 呼吸困難や胸痛を伴う浮腫
  • 一側性の下肢浮腫(特に疼痛を伴う場合)
  • 顔面、特に眼瞼や口唇の急性浮腫
  • 体重の急激な増加(1週間で2kg以上)
  • 尿量減少や血尿を伴う浮腫

よくある質問と回答

Q: 朝起きたときだけ顔がむくむのですが、これは病気でしょうか?

朝の顔のむくみは多くの場合、生理的な現象です。睡眠中は重力の影響が少なく、水分が顔部に移動しやすくなります。起床後30分~1時間で改善する軽度のむくみであれば心配ありません。ただし、むくみが日中まで続く、徐々に悪化している、他の症状(尿の異常、高血圧など)を伴う場合は、腎疾患や内分泌疾患の可能性があるため受診をお勧めします。

Q: 妊娠中のむくみはどの程度まで正常範囲でしょうか?

妊娠後期の軽度な下肢のむくみは、血液量増加やホルモン変化により正常に起こります。しかし、急激な体重増加(1週間で500g以上)、手や顔のむくみ、高血圧(140/90mmHg以上)、頭痛、視野障害がある場合は妊娠高血圧症候群の可能性があります。これは母体と胎児の生命に関わる重要な疾患なので、症状があれば直ちに産婦人科を受診してください。

Q: 薬を服用し始めてから足がむくむようになりました。薬をやめるべきでしょうか?

薬剤性浮腫は血圧の薬(特にカルシウム拮抗薬)、痛み止め、ステロイドなどで起こりやすくなります。ただし、自己判断で薬を中止するのは危険です。まずは処方医に相談し、薬剤の変更や用量調整が可能か検討してもらってください。当院でも薬剤性浮腫の方には、代替薬への変更や利尿薬の併用などで対応しています。治療上必要な薬は継続しながら、浮腫を管理する方法を見つけることが大切です。

Q: 弾性ストッキングはいつ履けばよいですか?また、夜間も着用すべきでしょうか?

弾性ストッキングは起床時、まだ浮腫が少ない状態で着用するのが最も効果的です。日中の活動時間中に着用し、就寝前に脱ぐのが基本です。夜間の着用は通常不要で、むしろ血流を阻害する可能性があります。ただし、重度のリンパ浮腫など特殊な場合は夜間用の低圧迫タイプを使用することもあります。着用時は指先から徐々に上げていき、しわやたるみがないよう注意してください。

Q: 塩分制限以外に、浮腫に良い食べ物や悪い食べ物はありますか?

カリウムを多く含む食品(バナナ、じゃがいも、ほうれん草、アボカド)は余分な塩分の排出を助けるため浮腫改善に有効と言われていますが、腎機能障害がある場合には逆効果となる場合もあるので、必ず医師に確認してください。一方、避けるべき食品は加工食品(ハム、ソーセージ)、インスタント食品、外食の濃い味付け料理です。また、お酒は一時的に利尿効果がありますが、その後の脱水でかえって浮腫が悪化することがあります。

まとめ

浮腫は心疾患、腎疾患、肝疾患から薬剤性、妊娠性、特発性まで、実に多様な原因によって発生する症状です。重力による一時的なむくみから生命に関わる重篤な疾患のサインまで、その意味するところは大きく異なります。

適切な対処のためには、まず浮腫の種類と特徴を正しく理解し、セルフケアで対応可能なものと医療機関での治療が必要なものを見極めることが重要です。塩分制限や運動療法などの生活習慣の改善は多くの浮腫に有効ですが、急激な症状の変化や呼吸困難などの危険な兆候がある場合は、速やかに専門的な医療を受けることが大切です。

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監修医師:峰岸 真史
医師/医療法人社団峰真会 理事長。内科・皮膚科・アレルギー科を専門とするステーションクリニック東大宮(さいたま市見沼区)の創業者であり、開院後4年間で来院者数は35,000人超。国内外の診療ガイドラインや学術論文を根拠にしつつ、日々の診療で得た知見を分かりやすくまとめ、皆様に医療をもっと身近に感じていただけるような記事作成を心がけています。
[所属学会]日本内科学会、日本アレルギー学会、日本循環器学会、日本呼吸器学会、日本消化器病学会、日本消化管学会、日本外科学会、日本臨床外科学会、日本美容皮膚科学会

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