熱が何日も続くと「いつまで様子を見ればいいのか」「病院に行くべきなのか」と不安になりますよね。発熱が長引く背景には、単なる風邪だけでなく、肺炎や尿路感染症、さらには膠原病や悪性腫瘍など、さまざまな原因が潜んでいる可能性があります。
当院では、発熱が続くことを心配して受診される方が多くいらっしゃいます。「3日以上熱が下がらない」「解熱剤を飲んでも一時的にしか下がらない」といったお悩みを抱えている方々に、適切な診断と治療を提供することを大切にしています。
この記事では、発熱が続く原因となる病気の特徴や、自宅でできる対処法、病院を受診すべきタイミングの見極め方まで、実例を交えながら詳しく解説します。体温の記録の仕方や、年齢による対応の違いについても具体的にご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
発熱が続くときに知っておくべきこと
発熱は体が病原体やストレスに反応している免疫のサインです。ただし、高熱が何日も続く場合は、単なる風邪ではなく別の病気が隠れている可能性があります。ここでは、発熱の定義や正しい測定方法、経過のパターンについて整理します。
発熱の定義
一般的に、大人では37.5℃以上を発熱、38.5℃以上を高熱の目安としています。ただし、平熱には個人差があるため、普段の体温より1℃以上高い状態が続く場合も注意が必要です。子どもや高齢者では体温調節機能が異なるため、同じ体温でも状態の重さが変わることがあります。
発熱は体が感染症などと戦っている証拠であり、必ずしも悪いものではありません。しかし、高熱が長引く場合や、他の症状を伴う場合は、早めに医療機関で原因を調べることが重要です。
体温の正しい測り方
体温は測定部位や時間帯によって変動するため、同じ条件で定期的に測ることが大切です。腋窩(わきの下)で測る場合は、体温計の先端を脇の中央に当て、腕をしっかり閉じて測定します。食事や入浴、運動の直後は体温が上がりやすいため、安静にしてから測るようにしましょう。
発熱が続くときは、朝・昼・夕・夜の4回程度、時間を決めて測定し、記録しておくと医師の診断に役立ちます。体温だけでなく、頭痛や咳、倦怠感といった症状も一緒にメモしておくと、原因の特定がスムーズになります。
発熱の種類と経過の違い
発熱には「持続熱」「間欠熱」「弛張熱」といった種類があり、パターンによって考慮する病気が変わります。
持続熱は一日中ほぼ同じ高い体温が続くもので、肺炎や腸チフスなどで見られます。間欠熱は高熱と平熱を繰り返すタイプで、マラリアや膿瘍などが原因になることがあります。弛張熱は、体温が1℃以上の範囲で上下するものの平熱には戻らない状態で、敗血症や膠原病で起こりやすいと言われています。
こうした発熱パターンを把握するためにも、体温の記録は非常に有効です。当院では、受診時に体温の推移を確認し、適切な検査や治療方針を決定しています。
発熱が続く原因は感染症がまず疑われる
発熱が3日以上続く場合、最も多い原因は感染症です。風邪のウイルスであれば通常2〜3日で熱が下がることが多いですが、それ以上続く場合は肺炎や尿路感染症、結核などの重症感染症を疑う必要があります。ここでは、代表的な感染症の特徴と症状を解説します。
| 感染症の種類 | 主な症状 | 発熱の特徴 |
|---|---|---|
| 肺炎 | 咳・痰・胸痛・息切れ | 38.5℃以上が数日続く |
| 腎盂腎炎 | 背部痛・頻尿・排尿痛 | 悪寒を伴う高熱 |
| インフルエンザ | 全身倦怠感・関節痛・頭痛 | 急激に39℃以上の高熱 |
| 結核 | 長引く咳・寝汗・体重減少 | 微熱が数週間以上続く |
呼吸器感染症と肺炎の特徴
肺炎は風邪のような症状が悪化して起こることが多く、高熱が数日以上続き、咳や痰、胸の痛み、息切れを伴います。特に高齢者では、発熱が目立たず食欲低下や意識の変化だけが見られることもあり、注意が必要です。聴診で肺の音を確認し、必要に応じて胸部レントゲン検査などを実施する場合があります。
肺炎の原因は細菌やウイルス、真菌などさまざまで、原因に応じた抗菌薬や抗ウイルス薬の使用が重要です。放置すると呼吸不全や敗血症に進行する危険があるため、高熱と呼吸器症状が続く場合は早めの受診をお勧めします。
尿路感染症と腎盂腎炎の示す症状
腎盂腎炎は尿路感染症が悪化して腎臓に炎症が及んだ状態で、悪寒を伴う高熱、背中や腰の痛み、頻尿、排尿時の痛みが特徴的です。女性に多く見られ、尿道が短いため細菌が腎臓まで到達しやすいことが原因です。高齢者では症状が典型的でないこともあります。
抗菌薬による治療が基本ですが、重症の場合は入院治療が必要になることもあります。放置すると腎機能の悪化や敗血症のリスクが高まるため、疑わしい症状があれば速やかに受診してください。
インフルエンザやコロナウイルスなどのウイルス感染症
インフルエンザは急激に38℃以上の高熱が出て、全身の倦怠感、関節痛、頭痛を伴います。新型コロナウイルス感染症も発熱が数日続き、咳や喉の痛み、味覚・嗅覚異常が特徴的です。EBウイルスなどの場合は、1週間以上発熱が続くこともあります。
ウイルス感染症の多くは抗ウイルス薬が限られており、対症療法が中心になります。インフルエンザでは発症48時間以内であれば抗インフルエンザ薬が有効です。新型コロナウイルスでは、重症化リスクが高い場合に抗ウイルス薬が使用されることがあります。当院では、迅速検査を用いた診断と、適切な治療薬の処方を行っています。
結核や感染性心内膜炎などの慢性感染症
結核は長引く咳と微熱が数週間以上続き、寝汗や体重減少を伴うのが特徴です。感染性心内膜炎は心臓の弁に細菌が付着して起こり、持続する発熱と倦怠感が見られます。これらは慢性的な経過をたどるため、早期発見が遅れやすい病気です。
当院では、長引く発熱の原因が不明な場合、結核の可能性も考慮して胸部レントゲン検査や血液検査を行います。慢性感染症は放置すると重篤な合併症を引き起こすため、微熱でも長く続く場合は注意が必要です。
発熱が続く原因には非感染性の病気もある
発熱が続く原因は感染症だけではありません。膠原病や悪性腫瘍、薬剤性発熱など、非感染性の病気でも長期間にわたって熱が続くことがあります。これらの病気は見逃されやすいため、感染症の治療で改善しない場合は注意が必要です。
| 病気の分類 | 代表的な疾患 | 特徴的な症状 |
|---|---|---|
| 膠原病・自己免疫疾患 | 成人Still病、全身性エリテマトーデス | 関節痛・発疹・倦怠感 |
| 悪性腫瘍 | 白血病、リンパ腫、がん | 体重減少・寝汗・リンパ節腫脹 |
| 薬剤性発熱 | 抗菌薬・抗てんかん薬など | 薬剤開始後の発熱・発疹 |
膠原病や自己免疫疾患の見分け方
膠原病は免疫システムが自分の体を攻撃してしまう病気で、発熱とともに関節痛、発疹、倦怠感が長期間続くのが特徴です。成人Still病では39℃以上の高熱が1週間以上続き、夕方に悪化する傾向があります。全身性エリテマトーデスでは顔に蝶形紅斑が現れることがあります。
これらの病気はステロイドや免疫抑制剤による治療が必要で、早期診断が予後を大きく左右します。
悪性腫瘍に伴う発熱
悪性腫瘍による発熱は、がん細胞が産生する物質や炎症反応が原因で起こります。白血病やリンパ腫では、発熱に加えて体重減少、寝汗、リンパ節の腫れが見られることが多いです。進行したがんでも発熱が唯一の症状として現れることがあります。
がんによる発熱は通常の解熱剤が効きにくく、根本的な治療が必要です。早期発見のためにも、説明のつかない発熱が続く場合は必ず医療機関を受診してください。
薬剤性発熱や代謝内分泌の異常
薬剤性発熱は、抗菌薬や抗てんかん薬などの使用開始後に起こる発熱で、薬剤を中止すると改善します。甲状腺機能亢進症などの内分泌疾患でも、代謝が亢進して発熱を伴うことがあります。これらは見逃されやすいため、服薬歴や既往歴の確認が重要です。
新しく薬を開始した後に発熱が続く場合、薬剤性発熱の可能性を考慮し、必要に応じて薬剤の変更や中止を検討します。また、甲状腺ホルモンの検査を行い、内分泌異常の有無を確認することもあります。原因を正確に見極めることが、適切な治療への第一歩です。
発熱が続くときの症状を見分けて原因を考える
発熱が続く場合、体温のパターンや伴う症状、既往歴などから原因を推測することができます。ここでは、発熱のタイプや随伴症状の見極め方、問診で重要なポイントについて解説します。
| 発熱のパターン | 体温の推移 | 疑われる病気 |
|---|---|---|
| 持続熱 | 一日中高熱が続く(変動1℃以内) | 肺炎・腸チフス |
| 間欠熱 | 高熱と平熱を繰り返す | マラリア・膿瘍 |
| 弛張熱 | 1℃以上変動するが平熱には戻らない | 敗血症・膠原病 |
持続熱と間欠熱の違い
持続熱は一日を通してほぼ変動せず高熱が続くタイプで、肺炎や腸チフスで見られます。一方、間欠熱は高熱と平熱を周期的に繰り返すもので、膿瘍やマラリアなどが原因です。こうした発熱パターンの違いを把握するには、定期的な体温測定と記録が欠かせません。
受診時に体温記録を持参していただくと、発熱のパターンを正確に把握でき、診断の精度が高まります。「熱が上がったり下がったりする」といった情報だけでも、病気の種類を絞り込む手がかりになります。
伴う症状から推測する
発熱に加えて、どのような症状が伴うかで原因を推測できます。咳や痰、胸痛があれば呼吸器感染症、排尿痛や頻尿があれば尿路感染症、関節痛や発疹があれば膠原病が疑われます。体重減少や寝汗を伴う場合は、悪性腫瘍や結核の可能性も考えます。
実際の診察時には、問診で症状をお聞きし、身体診察で発疹やリンパ節の腫れ、関節の腫脹などを確認します。こうした情報を総合的に判断することで、適切な検査と治療につなげています。
既往歴や接触歴で重要なポイント
過去の病気や最近の海外渡航歴、ペットとの接触、新しく開始した薬などの情報は、診断の重要な手がかりになります。例えば、結核の既往がある方は再燃の可能性があり、海外渡航歴があればマラリアやデング熱などの輸入感染症を考慮します。ご自身では関係ないと思う情報でも、診断に役立つことがありますので、遠慮なくお伝えください。
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発熱が続くときの家庭でできる対処法
発熱が続くときは、自宅でできる対処法を適切に行うことで症状を和らげ、回復を早めることができます。ここでは、水分補給や休養、体温管理、市販薬の使い方について具体的に説明します。
| 対処法 | 方法 | 注意点 |
|---|---|---|
| 水分補給 | 経口補水液・スポーツドリンクをこまめに補給する | こまめに少量ずつ飲む |
| 休養 | 十分な睡眠と安静 | 無理な活動は避ける |
| 体温管理 | 適度な温度調節と換気 | 冷やしすぎに注意 |
| 解熱剤 | アセトアミノフェンやイブプロフェン | 用法・用量を守り、連続使用は避ける |
水分補給と休養のポイント
発熱時は汗で体内の水分が失われやすく、脱水症状になるリスクが高まります。経口補水液やスポーツドリンクなど、電解質を含む飲み物を1日1.5〜2Lを目安にこまめに摂取しましょう。一度に大量に飲むのではなく、少量ずつ頻繁に飲むことが大切です。
また、発熱時は体力を消耗しやすいため、十分な睡眠と安静が回復への近道です。無理に活動すると症状が長引くことがあるので、仕事や家事は可能な限り休み、体を休めることを最優先にしてください。
冷やし方を使い分ける
冷却シートや氷枕で額や首筋、脇の下などを冷やすと、一時的に不快感が和らぎます。ただし、冷やしすぎると体温調節機能が乱れることがあるため過度な冷却は避け、適度な換気と保温のバランスを取ることが重要です。
寒気を感じる時期は体が体温を上げようとしているサインなので、無理に冷やさず温かくして安静にするのが良いでしょう。一方、熱が高くなって暑く感じる時期には、薄着にして適度に冷やすことで快適に過ごせます。
市販薬の服薬時の注意
市販の解熱剤は熱を一時的に下げる対症療法であり、発熱の原因そのものを治すものではありません。アセトアミノフェンやイブプロフェンなどが代表的ですが、用法・用量を守り、長期間連続して使用しないようにしてください。
当院では、解熱剤を使っても熱が下がらない場合や、一時的に下がってもすぐに上がる場合は、原因を特定するために検査が必要だと考えています。また、空腹時の服用や他の薬との飲み合わせにも注意が必要です。不安な点があれば、薬剤師や医師に相談してください。
発熱が続く子どもや高齢者では対応が変わる
子どもや高齢者、妊婦では、発熱に対する体の反応や注意すべきポイントが異なります。年齢や状態に応じた適切な対応をすることで、重症化を防ぎ、早期回復につなげることができます。
| 対象 | 特徴 | 注意点 |
|---|---|---|
| 子ども | 体温調節機能が未熟で発熱しやすい | 脱水・熱性けいれんに注意 |
| 高齢者 | 発熱が目立ちにくく症状が非典型的 | 肺炎などの重症化リスクが高い |
| 妊婦 | 胎児への影響を考慮した治療が必要 | 使える薬剤が限られる |
子どもの発熱で特に気をつける点
子どもは体温調節機能が未熟なため、大人よりも発熱しやすく、39℃以上の高熱を出すことも珍しくありません。しかし、発熱そのものよりも、水分が取れているか、機嫌はどうか、熱性けいれんを起こしていないかといった点が重要です。
高齢者の非典型的な発熱で気をつけること
高齢者では発熱が目立たず、倦怠感や食欲低下、意識レベルの低下だけが見られることがあります。特に肺炎では、咳や痰が少なく、「なんとなく元気がない」という状態で受診されることが多いです。こうした非典型的な症状を見逃さないことが重要です。
当院では、高齢の方が発熱や倦怠感を訴えた場合、聴診や血液検査、胸部レントゲン検査などを必要に応じて実施し、肺炎や尿路感染症などの重症感染症を早期に発見できるよう努めています。高齢者は重症化しやすいため、早めの受診をお勧めします。
妊婦の発熱で注意すべきこと
妊娠中の発熱は、胎児への影響を考慮した治療が必要です。高熱が続くと流産や早産のリスクが高まる可能性が指摘されており、使用できる薬剤も限られています。アセトアミノフェンは比較的安全とされていますが、自己判断での服薬は避け、必ず医師に相談するようにしてください。風疹やトキソプラズマなど、胎児に影響を及ぼす感染症の可能性も考慮し、慎重に診断を進める必要があります。
発熱が続くときの危険なサイン
発熱が続く中で、特に注意すべき危険なサインがあります。これらの症状が見られた場合は、速やかに医療機関を受診するか、場合によっては救急車を呼ぶ必要があります。
| 危険なサイン | 症状の説明 |
|---|---|
| 意識障害 | 呼びかけに反応しない、ぼんやりしている |
| 呼吸困難 | 息苦しさ、呼吸が速い、唇が紫色 |
| けいれん | 手足がガクガクする、意識を失う |
| 激しい頭痛 | 我慢できないほどの頭痛、嘔吐を伴う |
| 尿が出ない | 半日以上排尿がない、脱水が進行 |
意識障害や呼吸困難など緊急性の高い症状
意識がぼんやりしている、呼びかけに反応しない、激しい息苦しさがある場合は、すぐに救急車を呼んでください。これらは敗血症や髄膜炎、重症肺炎など、命に関わる状態のサインです。また、唇や爪が紫色になるチアノーゼも、酸素不足を示す重大な徴候です。
少しでも「いつもと違う」と感じたら、迷わず医療機関を受診することが重要です。
高熱の持続日数と体温の目安
一つの目安として、38.0℃以上の発熱が3日以上続く場合、または39.0℃以上の高熱が1日以上続く場合は、医療機関を受診してください。風邪であれば通常2〜3日で熱が下がることが多いため、それ以上続く場合は肺炎や尿路感染症、膠原病などの可能性があります。体温の記録があると、診断がスムーズに進みますので、ぜひ持参してください。
検査で異常が出たときの速やかな対応
血液検査で炎症マーカーが著しく高い場合や、胸部レントゲンで肺炎の影が見られた場合は、速やかに適切な治療を開始します。
検査結果をもとに、抗菌薬や抗ウイルス薬、ステロイドなどの治療薬を使い分け、原因に応じた治療を行います。検査で異常が見つかった場合でも、早期に適切な治療を受ければ、多くの場合回復が期待できます。
発熱が続く前に日常生活でできる予防
発熱を引き起こす感染症や病気を予防するためには、日常生活での基本的な習慣が大切です。ここでは、感染予防の基本や予防接種、健康管理のポイントについて解説します。
| 予防策 | 方法 |
|---|---|
| 手洗い・うがい | 石けん・ハンドソープで30秒以上を目安に手洗い、帰宅後のうがい |
| マスク着用 | 人混みや体調不良時の着用 |
| 予防接種 | インフルエンザ・肺炎球菌ワクチンなど |
| 十分な睡眠 | 7〜8時間の質の良い睡眠 |
| バランスの良い食事 | ビタミン・ミネラル・タンパク質を意識 |
感染予防の基本行動
感染症の予防には、手洗い・うがい・マスク着用が基本です。石けんを使って30秒以上手を洗い、指の間や爪の間まで丁寧に洗いましょう。帰宅後や食事前には必ず手洗いを行い、人混みでは適切にマスクを着用することで、感染リスクを大幅に減らせます。
当院では、感染予防の重要性を日頃からお伝えし、特に高齢者や基礎疾患のある方々には、こうした基本的な習慣を徹底していただくようお願いしています。小さな習慣の積み重ねが、大きな健康効果をもたらします。
予防接種の役割とすすめ方
インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンは、重症化を防ぐために有効です。特に高齢者や慢性疾患のある方は、これらのワクチン接種を推奨接種間隔に沿って行うことをお勧めします。新型コロナウイルスワクチンも、重症化リスクを下げる効果が確認されています。予防接種は発熱や重症感染症を防ぐ最も確実な方法の一つですので、適切な時期に接種を受けるようにしましょう。
健康管理と早期受診の習慣づけ
十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動は、免疫力を高め、感染症にかかりにくくします。特に疲労やストレスが蓄積すると免疫機能が低下し、発熱を引き起こしやすくなります。規則正しい生活リズムを保つことが、健康維持の基本です。
また、発熱が続く場合は自己判断で様子を見すぎず、早めに医療機関を受診する習慣を身につけることが大切です。
よくある質問と回答
解熱剤は毎日飲み続けてもいいですか?
解熱剤は熱を一時的に下げる対症療法であり、発熱の原因を治すものではありません。長期間連続して使用すると、原因が隠れてしまい診断が遅れる可能性があります。用法・用量を守り、発熱で体が辛いときや、睡眠がとれないときなどに限定して使用することをお勧めします。3日以上熱が続く場合は、解熱剤に頼らず医療機関を受診してください。
熱が上がったり下がったりするのはなぜですか?
発熱が一日の中で変動するのは、体内の免疫反応や炎症のリズムによるものです。一般的に、夕方から夜にかけて体温が上がりやすく、朝方には下がる傾向があります。ただし、高熱と平熱を繰り返す間欠熱の場合は、膿瘍やマラリアなど特定の病気が疑われます。発熱のパターンを記録し、医師に伝えることで診断の手がかりになります。
子どもの熱が39℃あっても元気なら様子を見てもいいですか?
子どもは高熱を出しても元気に遊んでいることがありますが、水分が取れているか、機嫌はどうか、尿が出ているかを確認してください。これらが問題なければ、一時的に様子を見ることも可能です。ただし、発熱が3日以上続く、ぐったりしている、けいれんを起こした、などの場合は速やかに受診してください。生後3か月未満の乳児は、発熱があれば必ず受診が必要です。
発熱時にお風呂に入ってもいいですか?
高熱でぐったりしている場合や、寒気が強いときは入浴を控えたほうが良いでしょう。体力を消耗し、脱水が進むリスクがあります。微熱程度で元気があり、入浴後に十分な水分補給ができる場合は、短時間のシャワー程度なら問題ありません。入浴後は湯冷めしないよう、すぐに体を拭いて温かくしてください。
発熱が1週間以上続く場合、どんな病気が考えられますか?
1週間以上発熱が続く場合は、通常の風邪ではなく、慢性化した感染症(肺炎、結核、尿路感染症など)、膠原病や自己免疫疾患(成人Still病、全身性エリテマトーデスなど)、悪性腫瘍などが疑われます。こうした病気は早期診断と適切な治療が重要ですので、発熱が長引く場合は必ず医療機関を受診し、詳しい検査を受けてください。
まとめ
発熱が3日以上続く場合は、通常の風邪ではない可能性が高く、肺炎や尿路感染症、膠原病、悪性腫瘍など、さまざまな原因が考えられます。39℃以上の高熱、呼吸困難、意識障害、激しい頭痛などの危険なサインが見られたら、速やかに医療機関を受診してください。
自宅では、経口補水液などで十分な水分補給を行い、安静にして体を休めることが大切です。解熱剤は一時的な症状緩和には有効ですが、長期連続使用は避け、原因を治療することを優先しましょう。子どもや高齢者、妊婦では発熱への対応が異なるため、年齢や状態に応じた注意が必要です。
発熱を予防するには、手洗い・うがい・マスク着用といった基本的な感染予防策に加えて、予防接種、十分な睡眠、バランスの良い食事で免疫力を高めることが重要です。体温や症状の記録を取ることで、医師の診断がスムーズになりますので、ぜひ実践してください。
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