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昔はなかったのに花粉症が発症するきっかけとは?知られざる原因と注意すべきポイント

「学生の頃は全く平気だったのに、30代になって突然花粉症になった」「去年までなんともなかったのに、今年から急に目がかゆくなる」このような経験をされている方は、決して少なくありません。

花粉症は「ある日突然」発症するように感じられますが、実は遺伝的要因、環境要因、気候変動、生活習慣の変化など、複数の要因が複雑に絡み合って発症します。特に近年は気候変動による花粉飛散量の増加や、都市部での大気汚染との相互作用により、症状が悪化しやすい状況が続いています。

この記事では、内科・皮膚科・アレルギー科の診療現場で多くの花粉症の方々と接してきた経験をもとに、花粉症が発症するきっかけとメカニズム、そして注意すべきポイントを実例を交えながら詳しく解説します。ご自身やご家族の症状を理解し、適切な対策を取るための参考にしていただければ幸いです。

花粉症が「突然」発症するメカニズム

「昨シーズンまではなんともなかったのに」という声をよくお聞きします。花粉症は一見突然発症したように感じられますが、実際には体内で長い時間をかけて免疫の変化が起きています。ここでは、花粉症が発症するメカニズムと、「なぜ今まで平気だったのに急に症状が出るのか」という疑問にお答えします。

段階メカニズム期間の目安
感作期花粉に繰り返し曝露され、体内でIgE抗体が産生される数年〜数十年
蓄積期IgE抗体が体内に蓄積され、一定量に達する個人差が大きい
発症期IgE抗体が閾値を超え、花粉に反応して症状が出現ある日突然

花粉症は免疫システムの過剰反応

花粉症は、本来無害である花粉を免疫システムが「異物」と誤認識し、過剰に攻撃することで起こるアレルギー疾患です。体内に入った花粉に対してIgE抗体という免疫物質が作られ、それがマスト細胞と結合します。次に同じ花粉が入ってくると、マスト細胞からヒスタミンなどの化学物質が大量に放出され、くしゃみ、鼻水、目のかゆみといった症状が現れます。

「コップの水があふれる」ように発症する

花粉症の発症は、よく「コップに水が溜まっていき、あふれた瞬間に症状が出る」と例えられます。毎年花粉に曝露されるたびに、体内でIgE抗体が少しずつ産生・蓄積されていきます。この蓄積量が個人ごとの閾値を超えた瞬間、花粉症として症状が現れるのです。

つまり、「去年までは大丈夫だった」という方も、実は体内では長年にわたって花粉への感作が進んでいた可能性が高いのです。今年初めて症状が出たとしても、それは「突然」ではなく、蓄積されてきた結果だと理解することが大切です。

個人差が大きい発症のタイミング

花粉症の発症年齢には大きな個人差があります。幼少期から発症する方もいれば、40代、50代になって初めて症状が出る方もいらっしゃいます。これには遺伝的要因、生活環境、免疫状態などが複雑に関係しています。

私たちのクリニックでも、「親が花粉症だから自分もいつか発症すると思っていた」という方や、「両親は全く花粉症ではないのに自分だけ発症した」という方など、さまざまなケースを経験しています。遺伝的要因はあるものの、それだけで発症が決まるわけではありません。

花粉症発症のきっかけとなる主な要因

花粉症の発症には、単一の原因ではなく、複数の要因が複合的に関係しています。ここでは、特に遺伝的要因、環境要因、気候変動、生活習慣の変化について、それぞれ詳しく解説します。これらの要因を理解することで、ご自身の発症リスクや対策の方向性が見えてきます。

要因内容影響の特徴
遺伝的要因アレルギー体質、家族歴体質的な発症しやすさを決定
環境要因大気汚染、都市化、住環境症状の悪化や発症時期に影響
気候変動温暖化による花粉量増加近年の発症率上昇の主因
生活習慣マスク着用の減少、食生活免疫バランスに影響

遺伝的要因

両親のどちらかが花粉症やアレルギー疾患を持っている場合、そのお子さんが花粉症を発症する確率は高くなります。しかし、「遺伝だから必ず発症する」わけでも、「遺伝がなければ安心」というわけでもありません。遺伝的要因は発症しやすさの「土台」を作るものであり、実際の発症には環境要因が大きく関わります。

当院でも、「家族全員が花粉症なので、自分も覚悟していました」という方がいらっしゃる一方で、「両親は全く症状がないのに、自分だけひどくて困っています」というケースも珍しくありません。遺伝的要因だけで発症が決まるわけではないことを、日々の診療を通じて実感しています。

環境要因

都市部での花粉症発症率が地方に比べて高いことは、複数の研究で示されています。その主な理由は、大気汚染物質(PM2.5、排気ガス、黄砂など)が花粉と結びつくことで、アレルギー反応が増強されるためと考えられています。また、都市部ではコンクリートやアスファルトが多く、花粉が土に吸収されずに何度も舞い上がるため、曝露量が増加する傾向にあります。

都心部にお住まいの方や、幹線道路沿いにお住まいの方は、実際に症状が強く出る傾向があります。環境要因は個人では変えにくい部分ですが、対策の必要性を理解する上で重要なポイントです。

気候変動

近年、気候変動の影響で花粉の飛散量が増加し、飛散期間も長期化しています。北米のデータを解析した研究では、1990〜2018年にかけて花粉シーズンの長期化(平均で約20日)や花粉濃度の増加(約21%)が報告されています。日本でも2025年1月に観測史上最も早い花粉飛散が確認され、気候変動の影響が実感されています。

生活習慣の変化

新型コロナウイルス感染症の影響で、マスク着用が習慣化した時期は花粉症の症状が軽減されたという声が多く聞かれました。しかし、マスク着用が減少した現在、再び症状が悪化している方も少なくありません。また、食生活の欧米化や睡眠不足、ストレスなども、免疫バランスを崩し、アレルギー症状を悪化させる要因となります。

実際の診療でも、「最近仕事が忙しくて睡眠不足が続いている」「食事が不規則になっている」といった生活習慣の変化が、症状の悪化と関連していることをしばしば目にします。花粉症対策は、単に薬を飲むだけでなく、生活習慣全体を見直すことが重要です。

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花粉症発症を防ぐための実践的な対策

花粉症は一度発症すると完治は難しいため、発症前の予防が非常に重要です。また、すでに発症している方も、症状の悪化を防ぐための対策を早期に始めることで、快適な春を過ごせる可能性が高まります。ここでは、当院でお勧めしている実践的な対策をご紹介します。

対策方法タイミング
初期療法抗ヒスタミン薬の予防的服用飛散開始2週間前から
環境対策マスク、空気清浄機、洗濯物の室内干し飛散開始直後から継続
生活習慣十分な睡眠、バランスの良い食事日常的に継続

初期療法

花粉飛散開始の約1〜2週間前から抗ヒスタミン薬を服用することを「初期療法」と呼び、症状の出現を遅らせ、ピーク時の症状を軽減する効果が期待できます。花粉症は症状が出てから薬を飲むより、予防的に服用を始める方が効果的です。

当院では、毎年1月下旬から2月初旬に「そろそろ薬を始めたいのですが」と来院される方が増えます。早めに相談いただくことで、その年の飛散予測や体調に合わせた最適な薬を選択できます。

日常生活での環境対策

花粉の曝露量を減らすことは、症状軽減の基本です。以下のような対策を日常的に実践することをお勧めします。

  • 外出時はマスク、メガネを着用し、花粉の侵入を防ぐ
  • 帰宅時は玄関で衣類を払い、すぐにうがい・洗顔をする
  • 洗濯物や布団は室内干しにし、外干しは避ける
  • 室内では空気清浄機を使用し、こまめに掃除をする
  • 窓を開ける際は、花粉飛散の少ない早朝や夜間を選ぶ

これらの対策は地味に見えますが、毎日続けることで花粉の曝露量を大きく減らすことができます。特に都市部では、大気汚染との複合的影響を考慮して、マスクや空気清浄機の使用を強くお勧めします。

生活習慣の見直し

十分な睡眠、バランスの良い食事、適度な運動は、免疫バランスを整え、アレルギー症状を軽減するために重要です。特に睡眠不足やストレスは、症状を悪化させる大きな要因となります。

忙しい現代社会では難しい面もありますが、できる範囲で生活習慣を改善することが、長期的な症状コントロールにつながります。

よくある質問と回答

ここでは、診療の現場でよくいただく質問をまとめました。花粉症に関する疑問や不安の解消にお役立てください。

Q1. 花粉症は遺伝しますか?

花粉症そのものが遺伝するわけではありませんが、アレルギー体質は遺伝的要因が関係します。両親のどちらかがアレルギー疾患を持っている場合、お子さんもアレルギー体質になる可能性が高くなります。ただし、遺伝的要因だけで発症が決まるわけではなく、環境要因も大きく影響します。

Q2. 一度発症したら一生治らないのですか?

花粉症は基本的に完治が難しい疾患ですが、症状のコントロールは十分可能です。適切な治療と対策により、症状を軽減し、快適な生活を送ることができます。また、年齢とともに症状が軽減する方もいらっしゃいます。近年は舌下免疫療法など、根本的な体質改善を目指す治療法も普及しています。

Q3. 去年まで平気だったのに、今年急に症状が出ました。なぜですか?

花粉症は体内に蓄積されたIgE抗体が閾値を超えたときに発症します。つまり、去年まで症状がなかったとしても、体内では長年にわたって花粉への感作が進んでいた可能性が高いのです。今年の飛散量が多かったことや、生活環境の変化なども発症のきっかけとなります。

Q4. 市販薬と病院の薬、どちらが良いですか?

軽度の症状であれば市販薬でも対応可能ですが、症状がひどい場合や、市販薬で効果が不十分な場合は、医療機関での受診をお勧めします。医療機関では、症状の程度や生活スタイルに合わせて、より効果的な薬を処方できます。また、初期療法など、予防的な対策についても相談できます。

Q5. 花粉症の症状が年々ひどくなっている気がします。気のせいでしょうか?

気のせいではありません。気候変動により花粉の飛散量は昔と比べて実際に増加しており、都市部では大気汚染との複合的影響で症状が悪化しやすくなっています。また、毎年花粉に曝露されることで体内のIgE抗体がさらに増加し、症状が強くなることもあります。早めの対策と継続的な治療が重要です。

まとめ

花粉症の発症は「突然」のように感じられますが、実際には遺伝的要因、環境要因、気候変動、生活習慣の変化など、複数の要因が複雑に絡み合って起こります。特に近年は気候変動による花粉飛散量の増加や、都市部での大気汚染との相互作用により、発症率が上昇し続けています。

2025年は例年以上に花粉飛散量が多く、早期からの対策が重要です。初期療法や日常的な環境対策、生活習慣の見直しを組み合わせることで、症状を軽減し、快適な春を過ごすことが可能です。

花粉症は今や日本人の4割以上が経験する国民病となっており、誰もが発症する可能性があります。「自分は大丈夫」と思わず、早めの対策と適切な治療を心がけることが大切です。気になる症状がある方は、お早めに医療機関にご相談ください。

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監修医師:峰岸 真史
医師/医療法人社団峰真会 理事長。内科・皮膚科・アレルギー科を専門とするステーションクリニック東大宮(さいたま市見沼区)の創業者であり、開院後4年間で来院者数は35,000人超。国内外の診療ガイドラインや学術論文を根拠にしつつ、日々の診療で得た知見を分かりやすくまとめ、皆様に医療をもっと身近に感じていただけるような記事作成を心がけています。
[所属学会]日本内科学会、日本アレルギー学会、日本循環器学会、日本呼吸器学会、日本消化器病学会、日本消化管学会、日本外科学会、日本臨床外科学会、日本美容皮膚科学会

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